２００４．１２．２２

２００２．４．１に施行された改正自動車損害賠償保障法（自賠法）
により、自賠責保険は政府再保険が廃止され、各保険会社が支払責
任を持つことになりました。なお、詳細は２００２．１．２４のニ
ュースをご覧ください。

その際、保険料の改定も同時に行われましたが、上記再保険の廃止
に伴う政府の自賠責保険運用益を「保険料等充当交付金」として保
険料に充当していましたが、この充当を２００５年度に引下げるこ
とが、国の予算編成で決定しました。

このため、自賠責保険料は２００２年の改定時に決定した、本来の
保険料に近付く見通しとなり、現在より普通乗用車の２年契約で、
４千円ほど上る見通しとなりました。

保険料充当交付金の交付は、既に２００８年３月までとされていま
すので、いずれは正規の保険料（普通乗用車２年契約で５，８４０
円を上乗せ）となることは決定しています。

なお、今回の保険料の実質値上げは、交付金の削減による本来の保
険料に近付いただけのため、自賠責保険の補償内容には何ら変更は
ありません。