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今回の随想のテーマを決めたところ、ちょうどＢＢＳにも同じ書込み
がありました。
このところ、この場で詳しくご紹介はいたしませんが、相次いで同じ
保険会社の対応について苦言を呈するＨＰが立ち上がっています。
今年は東芝に対するＨＰはじめ、個人が組織をＨＰで告発？するとい
うことが話題になっていますが、それはともかくとして、
このうち一つ（現在停止中）は盗難に関するもののため、やや状況を
異にしていますが、もう一つは他に以前からあった交通事故に対する
ＨＰと同様、人身事故に対する保険会社の事故後の対応について、
苦言を呈しています。
保険会社の動きに対しては、当事者にしかわからない面もありますの
で、この場で発言するのは控えますが、共通してはっきりしているの
は、「加害者側にお詫びやお見舞いをする気持ちがない」という
点です。
一般的に、事故に際して「申し訳ありません」とか「すみませんでし
た」などと発言した場合、ややもすると「全額賠償」の意味に取られ
るので、被害者に謝ってはいけない、などと良く言われます。
確かに、車対車の事故など、過失割合がはっきりしない事故の場合は、
一方的に悪いような発言をすることは避けた方が良い（少数ですが、
事故を利用し、利益を得ようとする人間がいないわけではない）ので
すが、０：１００ではなくても、明らかに原因を作った側が相手にけ
がをさせてしまった場合は、少なくともお見舞いにくらいは伺うべき
でしょうね。
人身事故の場合、行政処分と刑事処分が課せられますが、この際にも
民事での示談が進んでいるかどうか、というところが大きく影響する
ようです。
保険の示談交渉サービスにより、損害賠償という金銭面での補償につ
いては保険会社に任せられますが、心情的（道義的）な責任を、保険
会社が肩代わりすることはできませんので、この点については必ず当
事者本人が直接行うことが必要だと思います。
保険会社の社員が立ち上げているＨＰで「被害者が一番不安に思うの
は連絡がないこと」ということが書かれていました。
