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１９９９年１２月１日、日新火災が２５歳以下のドライバー向けの自動車
保険「Ｕ−２５（アンダー２５）」を発売しました。
今までの自動車保険では、高額な保険料になりがちな年齢層に向けて、補
償内容をかなり絞り込んだ商品となっています。
日新火災がＨＰに掲載している情報をもとに、概略をお知らせします。
なお、「◎」印のところは、私きーみんのコメントです。
１．２５歳以下の新規・事故暦のあるドライバー向け
加入対象者は、２５歳以下の新規加入（全年齢および２１歳未満不担
保の６等級または７等級の適用を受ける人）、および同年齢で割増等
級（１〜５等級）の適用を受ける人です。
◎低年齢向けというのはともかくとして、「１〜５等級」という、
割増等級の人を対象にするというのは、今までにない発想です。
以下に挙げる、補償の限定化によって保険料負担を少なくし、
「任意無保険」を減らそうという考え方のようです。
２．「被害者補償」に絞り込んだ商品構成
基本保険構成は
・対人賠償 ・対物賠償
・無保険車傷害
の３つに絞り込み、搭乗者傷害はなし。自損事故は任意契約で、さら
に無保険車傷害を外すことも可能になっています。以前からある、Ｂ
ＡＰ（一般自動車保険）の組み合わせに近い形を取っているといえま
す。
３．対人・対物事故ともに「示談交渉サービス」付
ＳＡＰ（車両保険付の保険）以外で、対物事故の示談交渉サービスを
行う、初めての保険です。今までＰＡＰでも、事実上示談交渉サービ
スを行っている保険会社がほとんどでしたが、正式にサービスを付加
したというのは画期的で、安心感が非常に強くなります。
４．事故・故障時のサービス業者の案内・取次ぎのサービス付
◎補償内容を徹底的に絞り込んだ上で、「事故の相手に迷惑をか
けない」という発想のもと、対人対物両方の事故で示談交渉サ
ービスを行うといった、「相手のある事故」に限定した保険と
いえるでしょう。低年齢・事故暦ありという、通常非常に危険
度（リスク）の高い契約者を積極的に取り込むという、かなり
思い切った発想ですね。
車の修理は自腹で、けがについては他の生命保険や傷害保険で
カバーすれば、その分を含めたとしても、総合的な保険料負担
は減るようです。
