- 富士火災FAP/FAPNEO −
・保険会社の概要(正式社名:富士火災海上保険株式会社
 大阪を地盤に個人向け火災保険の販売からスタートした保険会社で、特に大
 手銀行グループにも属さないことから、金融再編の中でも特に他社との合併
 等は行わずにいましたが、現在はアメリカを中心とした保険グループである
 「AIGグループ」に属し、日本ではAIU保険会社と同系列にあたります。
・商品概要
 個人向け保険としては、従来型の商品を統合したFAPと、人身傷害補償保
 険を自動付帯し、リスク細分型の考え方を取り入れたFAPNEOを選択する
 方式を取っています。
 全般的に自動車保険としてはシンプルで分りやすい構成と言えます。
 
 パンフレットと約款
  FAP
(一般用総合自動車保険)
FAPNEO
(家庭用総合自動車保険)
基本保険料設定方式 型式別
使 用 目 的 (区分なし) 1.日常・レジャー
2.通 勤 通 学
3.業      
免 許 証 の 色 (区分なし) 1.ゴールド
2.ゴールド以外
      全年齢,21歳以上,26歳以上,
30歳以上(4区分)
全年齢,21歳以上,23歳以上,26歳以上,30歳以上,35歳以上(6区分)
運 転 者 限 定 家族、夫婦、子供追加、臨時運転者
対人臨時費用 死亡(15万円),3日以上入院(3万円) 死亡(15万円),3日以上入院(3万円),20日以上入院(5万円)
対物臨時費用 2万円【任意付帯】
人身傷害補償範囲 対自動車交通事故 対自動車交通事故+その他の交通傷害事故
搭 乗 者 傷 害 「部位症状別型」「日数型」選択式(不担保可)
部位症状別は5日以上で支払(4日以内は一律1万円別途支払)
車両保険付帯補償 新 車 特 約 あり
全損時諸費用 15%(最低10万円,30万円限度)【基本補償】 15%(最低10万円,30万円限度)【任意付帯】
修理時諸費用 5%(10万円限度)【任意付帯】
代 車 費 用 実損払
遠隔地事故 陸送費用(5万円)
宿泊費用(1名1万円)
帰宅費用(1名2万円)
キャンセル費用 50万円(免責千円または20%の高い方)
積 載 動 産 身の周り品で補償
弁 護 士 費 用 300万円
他 車 運 転 1.賠償優先払
2.車両保険契約内容に準じて優先払(対物保険金額限度の実損)
対物超過修理費用 なし
等級プロテクト あり(一般、家族、子供)パンフレット記載あり
身の周り品 あり(保険金額等詳細不明)
ロードサービス 対人,対物,人身傷害,搭乗者傷害,車両の各保険を全て契約し、なおかつ[アクトセイバー]と呼ばれる特約3点セットを契約の場合に限り提供
その他の特約 自宅・車庫等修理費用(1事故20万円,1保険年度50万円限度),形成手術費用(1回10万円、1事故3回限度),家事労働費用(入院3日目より180日限度に1日5千円),子供特別保険金(扶養者死亡の場合子供1名につき500万円),日常生活賠償責任補償
「FAP」と「FAPNEO」の違いは、いわゆるリスク細分を行うかどうかと年齢条件の若干の差異、人身傷害補償保険に、自動車事故以外の補償を盛り込んでいるかどうかの2点で、自動車保険としての基本機能には、ほぼ違いはありません。

全体的には、東京海上の商品と似たような展開であり、自動車保険の基本を押えた商品と言えます。