− 損保ジャパン　ＯＮＥ-do −
・保険会社の概要（正式社名：株式会社 損害保険ジャパン）
現在の社名は、２００２年７月に、当時の安田火災と日産火災が合併して 　誕生したものです。その後経営破綻した大成火災を救済する形で一部合併 　しました。母体となった安田火災は、日本で最古の火災保険会社として発 　足し、旧東京海上に次ぐ損害保険会社として、現在に至ります。
・商品概要
安田火災時代に発売した、代理店型保険会社初のリスク細分型商品 　「ＯＮＥ」を発展させながら現在に至る、補償充実型の商品です。 　現在多くの会社で採用された「部位症状別支払型搭乗者傷害保険」「車両 　保険の新車特約・修理限度額設定」など、それまで賠償中心であった自動 　車保険に、自分を守る発想を数多く取り入れた、最初の商品です。 　現在は人身傷害補償保険に、広範囲の交通傷害事故補償や犯罪被害補償を 　加えるなど、補償の充実が更に図られている商品です。 　個人向けの商品は、この他に従来型の商品をすべて統合した「ＳＡＰ」を 　発売していますが、主力はこのＯＮＥ-doに移行しています。
		パンフレットと約款
		ONE-do(革新･自動車総合保険)
基本保険料設定方式		型式別
使　用　目　的		1.レジャー 2.通勤･通学 3.業務
免 許 証 の 色		1.ゴールド以外 2.ゴールド(27,30,35歳以上の年齢条件となる場合のみ)
年　 齢　 条　 件		全年齢,21歳以上,24歳以上,27歳以上,30歳以上,35歳以上(6区分)
運 転 者 限 定		家族、夫婦、子供追加、臨時運転者
対人臨時費用		死亡(15万円),3日以上入院(3万円)
対物臨時費用		1事故1万円【任意付帯】
人身傷害補償範囲		対自動車交通事故＋交通傷害事故＋犯罪被害事故
搭 乗 者 傷 害		部位症状別型（不担保可） 保険金は5日以上で支払(4日以内は一律1万円別途支払),他ICUで2日間以上救急救命医療を受けた場合別途20万円支払 ★支払金額を一律に倍額とする特約あり
車両保険付帯補償	新 車 特 約	あり(再取得諸費用として支払保険金の15%(30万円限度)を別途支払
	全損時諸費用	10%(20万円限度)【自動付帯】
	修理時諸費用	損害額50万円以上で全損時以外5%(10万円限度) 【任意付帯】
	代 車 費 用	実損払
	遠隔地事故	陸送費用(15万円) 宿泊費用(1名1万円) 帰宅費用(1名2万円) 搬送・引取費用(15万円)
	キャンセル費用	50万円(免責千円または20%の高い方)
	積 載 動 産	身の回り品または家族携行品で補償
弁 護 士 費 用		300万円(法律相談費用は別枠で10万円)
他　車　運　転		1.賠償優先払 2.車両保険は自契約または借用車に契約があり、その事故で保険金が支払える場合に、契約内容に準じて支払（対物保険金額限度の実損）
対物超過修理費用		あり(50万円限度)
等級プロテクト		あり(運転者限定条件による区別なし) 【パンフレット記載あり】
身の周り品		30万円(免責3千円)
ロードサービス		車両保険契約がある場合のみ提供
その他の特約		「人身介護パック」として介護費用、ホームヘルパー費用、学業費用の補償を提供 「ららサポート」として搭乗者傷害保険金の一部を倍額支払、一定の形成手術の行う場合に10万円支払、住居外の家族携行品を1事故30万円まで支払
概要にも記載したとおり、「自分を守るための自動車保険」という位置 　付けにおいては、ほぼ完成形に近いとも言える商品です。大手としては 　最後になりましたが、弁護士費用特約もついに発売、正式依頼費用とは 　別枠で、法律相談費用を１０万円支払うなど、特徴を持たせています。
人身傷害補償保険には、自動車搭乗中以外の交通傷害事故はもちろん、 　犯罪被害に遭った場合の損害補償も付帯させ、殺人や傷害、通り魔に襲 　われた場合等、多くの場合満足な補償を得られない被害についても、損 　害補償の道を開きました。 　この他、ひき逃げ事故での目撃情報を収集する（印刷物の作成、看板の 　作成設置等）を補償するものなど、非常に広範囲の損害を補償しており、 　各種の特約や車両保険を付帯していると、事故による支出のほとんどと 　いって良いほどの補償が得られる商品になっています。
搭乗者傷害保険の部位症状別型支払はこの商品から始まりましたが、保 　険料が割安な反面、支払われる保険金が少ないという要望に応え、倍額 　支払の特約もこの商品から生まれています。 　契約においても完全キャッシュレス化、また年齢条件の変更をあらかじ 　め予定できるなど、契約時点で分っている変更を、契約時点から予約で 　きる機能があります。